人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< こんなに太陽でなくて病気になら... アニス、キャラウェイ、フェンネ... >>

行く年来る年今年の干支ってなに?

生まれて初めて親兄弟と過ごさない年末と正月だった。どんなにグレようが反抗期だろうが受験があろうが、必ず家族で過ごしていた正月だったんだけど、今年は家族っていってもダンナと二人きりの正月だった。12月30日にヘルシンキ一泊旅行をして、年末行事を楽しんだけれども、フィンランドでたった一軒存在する韓国料理屋でたらふく食べた。唐辛子の味が日本を思い起こさせ、あーあ韓国人がもっとフィンランドに移住してきてくれたらキムチも手に入るのになぁなんて思った。お米もちゃんともちもちしたお米で、多分イタリア米のpuulo riisiってやつを使っているんだろうけど、十分です。

ホテルは東欧系の観光客でいっぱいで、こいつらは日本のおばちゃん集団、中国の金持ち軍団なんかよりずっとずっとタチが悪くて、朝ごはんの列にきちんと並ばない、クッキーなどの食後のデザートは皿に山盛りにして袋に詰めて持って帰るなどひどいマナーで、途中でデザートが全くでてこなくなってしまった。ひどいのは子供にそういうものを持ってこさせたり、自分も持ってきたりして、こいつらが歩いた後は草も生えないんじゃないかっていうくらいだった。もともと東欧のガキっていうのは、道行く人たちの同情を買うようによく教育されていて、例えば街中で音楽の演奏なんかさせたり、大道芸をさせたりして、大人は影に隠れて子供の稼ぎを当てにしているっていうパターンがとても多い。子供は大人の言うことを良く聞いて、いじきたないことを恥もなく平気でやってのける。しばらくこの国で生活していると、東欧の人間ってのは区別がついてきて、似たような面構えなのになんか服の趣味が変とか、分かりやすい例で言うと、がりがりにやせてる確率が高いとか、そういうのから分かるようになってきて、だんだん雰囲気からしてそれっぽいtっていうくらい目が養われてくる。イギリスから来たと思しき親子は、子供に向かって「混んでいるからご飯が取れないっていうより並んでいる人が極端に少ないからこういうことになるのね」などと話していた。子供がずうずうしい東欧軍団に押されていてすごくかわいそうだった。で、こいつらのさらにむかつくところは、ジャージで朝飯を食いに来るってとこで、そのジャージがあきらかに寝巻きだと分かる点で、そのくせにババァは化粧だけは済ませてたりするので、
マナーもへったくれもなくって、正に自分のことしか考えてないってのが本当によく分かる。ま、私だってお金持ちでそれなりの身分だったらこんなストレスフルなホテルに泊まる必要なんかなかったはずなんだけど、そんなホテルはコイズミさんが泊まったスカンディックコンチネンタルだ。とんでもない朝食だったけれども、元々このホテルのサービスってそんなに良くもないからしょうがないか思うことにした。

前の日に買い物は済ませたんだけど、年末ってこともあって近年のフィンランドでは、都市部のデパートが日曜日も短縮営業するようになってきたので、EUの議長国になったのを機に短縮営業といわずにいつもフル稼働してほしいもんだ。そうでないといつまでも社会主義国家とかロシアって言われ続けることになるだろう。買い物は私のブーツ一足とダンナの冬のダウンジャケットとフリースだった。ブーツはその辺のブティックにフラッと入って3分で決めた。軽くていい皮で、しかもセール中。後でどこ製なのかチェックしたらイタリアからのインポート物だった。有名なブランドなのかもしれないけど私は知らない。のりとかもはみだしてなかったし、相当お買い得な258ユーロ。現在ユーロ対円のレコードをヒットしたところだから、円に換算するのはナンセンス。こんな衝動買いっぽい買い方をするのは私にしては珍しいんだけれど、数ヶ月前からブーツを買うって決めていたし、イメージや色も大体決めていたので、こういう場合ちっとも衝動買いではない。むしろふらふら迷ってやっぱり買おうか買うまいかと時間をかけた挙句、何となく買ってしまった物に対してのほうが後ろめたい気持ちになるもんだ。
ダンナは珍しく私よりも高い買い物をしていて、ジャックウルフスキンで両方とも購入したんだけれど、これまたセール中でフリースが80ユーロ、ジャケットが300ユーロだったので、日本で同じクオリティのものを買うよりは安いと思われる。だって防寒具ないと本気で死ぬもんね。

そいで日曜日は帰りにイッタラって有名な食器のお店の本店に、だめもと寄ったらなんと開いていた。31日は夕方の3時まで、1日は昼の12時から4時までの営業だってさ。日本だったらぶっ殺されそうな営業時間だけれども、これでもフィンランドではものすごーくコンシューマーフレンドリー。近くにあったクルタスクラーっていうチョコ屋さんの本店も開いていたので、チョコと大き目のお鍋とガラスの器を購入して帰ってきた。そゆわけで、少しずつ休日でもオープンなお店が増えていくのを願うばかりだ。

1日は元旦なのでなーんにもやってないかなと思ったら、デパートは閉まっていても、カフェなんかは開いてた。公園や道路には、前の日からバカ騒ぎしていた一部の連中が落としていった爆竹や花火の残骸が散乱してた。で、私たちはというと、ずーっと長い間熟成させてたドラクエのⅧをクリアーした。ダンナが、主人公が「実は○○である」でなかったのを至極残念がってたけど、「マーケティング的に、今は逆玉が流行りなんだよ」と慰めてあげた。それにしてもいつまでたってもドラクエの主人公は煮え切らなくて、殺してやりたいほどお人よしだ。
by yahji_sali83 | 2007-01-02 22:24 | 過去(北欧時代)
<< こんなに太陽でなくて病気になら... アニス、キャラウェイ、フェンネ... >>