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役人と上手く付き合えるぅ?

また税関と不毛な戦いをしなくちゃなんなかった。

ネットで仕入れたキモノが、今回はタグが全部外れてて明細もメールのみだったので、ちいと面倒くさいことになってた。
前回みたく呼び出されたので、時間も無かったし週末までにすっきりさせたかったので会社を早めに上がってタクシーで。


そんで例によって
「開けてみろ。」
田舎にありがちなんだけれども、検査官がまた同じめがねの若くないけど年でもないって感じの、弱いものにだけはえらそうなおっさんにいちゃんで、あーあ、絶対顔覚えられてるよってかなり辛い気持ちになった。
「ずいぶん沢山ものが詰まってるなー。これお前一人のものじゃないだろう。」
「いえ、これは私の持ち物も含まれてますけど。」
「全然タグがついてないじゃないか、明細はどこだ?前回はあっただろう。」
演技がへたくそなもんだから、一回開けた上でまるで中身を見ていないかのようにいいつつも、最初っからタグも明細もないって決めつけている。
私は色々とひっくり返してみたりしたけど(笑)なにもでてこなかった。
「これ、売るんじゃないのか?お前一人のものじゃないだろう。これはテーブルクロスか、カーテンか。」
「これは服ですよ、私が着るの!」
「全部新品じゃないか、箱には中古の服って書いてあるのに。」
「いやー、見てくださいよ、こんなに汚くて糸がでてるの、これ私が着てたもの。」
「これは新品だな、沢山あるな。」
人の話聞いてないし。
「明細がないと渡すわけにいかないな。」
「えー、自分の服も持って帰れないんですか。あ、箱になんか値段が書いてありますけど。」
箱の上に中身の値段と思しきものが書いてあって、これは郵送料を含んでいるのか分からないけど(笑)、仕事もしてるわけだしそんなに暇ないし、何回もこんな顔色の悪い奴と顔を突き合せたくないので、観念して高い金を払うことにした。

私が金を払う意思を見せると、なんか一瞬ニヤっとしたような顔をして、ああ分かりやすい役人だなぁ、この田舎モノめと思った。
「だけどひとつひとつの値段が書いてないぞ。」
「そういわれても、私はどれがいくらか分からないんですよ。自分で払ってないし(笑)。」
「ちょっとまて、上司に聞いてくる。」
あー、どこの国もお役所は一緒だね。都会だとバカみたいに人が来るので一人一人にかかずらわっていると日が暮れても仕事が終わらないので、その人その人の判断で結構フレキシブルな対応をしてくれることが多いんだけどな。
どーせ面倒くさいから上司も取れるもんだけとって家に帰したらって言うに違いない。
しばらくたって案の定
「今回限りだぞ、絶対明細を手に入れるように!」

で、入っているのがキモノだってことを何度も一生懸命説明したら、カーテンとかよりも税金が低くなるらしいってことがわかった。ついでに、マテリアルを相当気にしているんだけれども、ポリエステルとアクリルだって言ったらやっぱりちょっと安いらしい。触っても絹とポリエステルの区別ってつきにくいのよねぇ。ポリエステルのほうが最近は手触りいいし。ていうかそんなにちくちく金を取りたいなら、それくらい判断できるようになるといいのにね。あんた偉くなれんわ。

その後、学生かとかどのくらい住むんだとかまるで尋問のように聞かれたけど、学生じゃないし、コントラクトはパーマネントって説明したら何か信用されたみたいだった。こっちは30代40代でも語学留学とかいるからねー、あんまり年齢関係ないんだよね。

で、ポイントは明細をなんとかゲットする、一つ一つの値段をちゃんと書く、できれば送ってもらった人にきちんと中身についての説明を添付してもらう。中身の値段が大体一万円超えると有無を言わさず呼び出されるぞ。特にアジアから来るものに対しては相当うるさい。

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by yahji_sali83 | 2006-09-29 15:13 | 過去(北欧時代)
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