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微妙ー趣味変化

大体の人は音楽が好きで、CDでもレコードでもテープでもMDでもレーザーディスクでもなんでもプレイヤーを持っている人は必ず持っていると思うのだけれども。好きな音楽、人気のある音楽ってーのにもお国柄がでまくるんだよね。

日本にいたとき、私は気持ちを落ち着かせたくて、バイク通勤をやめてからコンパクトフラッシュにクラシックを焼いて聞きながら通勤してた。好きなのはショパン、ドビュッシーそこいらへん。以前エアロビをやっていたせいか、テクノの類を聞くと気持ちが落ち着かなくてちょっと嫌だった。学生時代はテクノなんかを聞きながらプログラミングしてて、なんか乗ってルー、すげーいいプログラム書けてルーとか思ってたけど、次の日によくよく見直してみるとバグだらけだったりして、なんか興ざめして止めた。

そんなアテクシ、今、クラシックなんか聞きたくないですからー!テクノ命ですからー!

モーツァルトやベートーベンなどの単純で明るい感じのクラシックならリラックスにいいと思うよ、でもね、でもね、ショパン、ドビュッシーなんて

鬱全開まっしぐら

ですからー!

そんなの聞いてられません、こんな国じゃ。あまりに暗すぎて家から出られなくなる。まーそういう意味じゃ、この国でヘヴィメタが流行るのも分からないではないけど

ヘヴィメタは中学で卒業

したので、もう聞かない。とゆーかテレビをつけても、町を歩いていても、聞こえてくるのは、ヘタクソだから取り敢えずシャウトしとけ見たいなレベルの低い・・・っていっちゃ悪いかなー、でもそうにしか聞こえないもんばっかり流れてるし、エイティースに流行った曲をぱくったような音楽しか流れてこない。たまーにポップスが流れてくるが、どう聞いても

演歌か、荻野目洋子のデビュー曲ですか?

というのしかなーい!どゆことどゆこと??しかも、歌っているのがデブデブデブ。こっちのテレビは、日本では一部のお笑い芸人くらいにしか許されないような体型の奴らが普通にCMに出たり、ドラマにでてたりする。

エブリバディデブヤ

よ。耐えられる?メディアがそんなだから誰もやせてかっこいい服を着ようとか思わないわけ。おまけにミスなんとかってクラスの女の子もみんなすごいむちむち。むちむちって西洋人体型だからってわけじゃないのよ、単純にデブ。ビヨンセがデブっていうなら彼女たちはオオデブだ。

そういうわけで、雪とか氷の国なのに

フィンランドからフィギュアスケーターの入賞者がいない

のは至極至極納得の行く話なんだねー。彼らはすべる前に負けている。

見た目が悪すぎる、ファッションセンスがなさすぎる。

日本の雑誌なんかを見ると、北欧系の服屋がインテリアブームに便乗して日本に上陸してるけど、

5年以内に撤退すると思うねー。

サイズが合わない、素材の割りに高い、デザインが悪い、縫製が汚い。

20年くらい前の中国製かよって感じで、喜んで買う人の気がしれない。ていうか、銀座でソノテの店に行ってみたけど、手にはとってみるものの、ものめずらしくて子供の服くらいはギャップやユニクロへの反骨精神からか、買い求めている人はみかけるものの、自分の服をわざわざ試着して買っているような人たちは少なく見えたなぁ。

大体ヨーロッパの中途半端ブランドってのは、日本では長続きしないんだよね。数年前進出してきたフランスのエタムってとこも、二十歳前半の女の子がターゲットだったのかもしれないけど、タグにイタリア製とか書いてあったりすると、みょーに高くて、エストニアとかベトナムとか書いてある奴は安いんだけど、すぐに糸がでてきちゃったりしてダメになりやすかった。しかもイタリア製って書いてある奴も、レースが総ポリエステルで、刺繍の色も少なく、デザインのパターンも単純なわりに、若い女の子が勝負用とかに買うにしては、かわいくない。商品の並べ方も良くなくて、ヨーロッパにありがちな、あるだけサイズを並べているもんだから、特別かわいくもみえないし、色違いもぜーんぶ無造作につってあったので、なんかファッションセンターなんとかに並んでいるリーズナブル(笑)路線と同じにしか見えなかった。こんなだったらトリンプ買うよなぁ。体を張って社長が輸入してくるピーチジョンの方が数倍価値あるよなぁ。

そんなわけでさー、なんか話が脱線しちゃったけど、消費経済を学ぶんだったらやっぱり日本なんだよねー。日本は消費者も企業も成熟した超超超超経済先進国。色々騒がれているけどさ、外野からみると日本が失速してもさ、すぐに立ち上がるポテンシャルエネルギーはそうそう消えないと思うな。

政治後進国って揶揄されることが多いんだけれども、私としては、経済だけでも一流だって世界に認められているのはすごいことだと思うよ。勿論、もっともっと住みやすく、良い国になってほしいとも願っているけれどもね。
# by yahji_sali83 | 2007-05-23 13:44 | 過去(北欧時代)

野外的趣味は肥溜めの隣で

多分、フィンランドで生活するなら、一つくらいアウトドアな趣味があった方が、格段に楽しく暮らせると思う。

キャンプ、チャリ、バイク、水上バイク、クロカン、金があるならヨットなどなど。

フィンランド人は、往々にしてよそ者に気軽に声をかけるような人たちじゃないけども、そこが割かし私は気に入ってるんだけども、同じ趣味をもってやっている人が、困ってたりすると、すぐにかけつけてくれる。古きよき時代、そして今もだけど・・・の日本人ぽくて感覚的に近いものを感じるよね。最初からなれなれしいと、かなり警戒感をもって接してくるというのもなんだか似てるよね。

そーゆー御好意に甘えつつも、ぶーぶー文句ばっかり言って生活してる私だ。言葉がカタコトでも話せたらすごく楽なのに。

フィンランドは、岩の上にあると言っていいくらい、走りに行ったり、散歩していると、ごつごつした地面に辟易する。街中や公園で気がつくことはあまりないけども、木があまり太く成長しないことで、なんとなく岩盤が硬そうって想像つかないか?バイクのコースも、大体そういった岩の上を走ることが多く、時々沼地やら林やらにでくわすことがあるけど、こういうところを走るのは

一ゴケが痛い!

につきる。たいしてはでに転んでいないのに、すでに保安部品のスイッチはどこかにすっとんでいってしまった。昨日は足がつってこけて、右腕を強打。プロテクターをつけていなかったら多分折ってた。そゆわけで、今日はシップの匂いをぷんぷんさせて出勤してる。

なんかかんか痛いとこが増えちゃう競技なんだけれども、なんと言っても楽しくて辞めたくないんだよね。加えて、誰かが管理していたとしても、大概はただで使わせてもらえて、しかも家から車で数十分という距離なので、

今日は疲れたー、なんかうまくいかない

なんてときも、

悔しいからもう一周して、さらに疲れてぼろぼろ

なんて事態になるまえに、さくっと辞めて帰ってきてもちっとも惜しくないのだよ。

私たちが今走っている唯一のコース(まだ他のとこは行ってないというだけで、そこらへんにコースはあるけど)は、駐車場が

肥溜めの上。

バイクを止めて作業をしたり、着替えをしていると、どっからともなくやってくる20トンはウンをつめそうなバキュームカー。私たちの目の前で、おもむろにマンホールのような蓋を開けると、ぶっといホースを突っ込んでぶくぶくとウンを流し込む。

それからは匂いのパラダイスだ。

ここで誰も食事をしない理由が分かるというものだ。ま、こういうところだからこそ、誰にもはばかられることなく騒音を撒き散らしながら走れるというもの。それでも95デシベルっていう規制はあるけれどもね。

コースは、日本みたいに場所取りを朝早くから、昨日の晩からしなければトランポをとめるところもないっていう事態には滅多にならないようで、6キロのコースを走るにしたって、せいぜい10台のバイクが同時に走る程度。大会になると、どのくらいの人が来るのか分からないけど、休日でこんなもんで、平日もせいぜい5,6台ってとこだ。だから、コースも割りと自分のペースを守りながら走ることができるんだよ。抜いていく人たちのマナーもとてもいい。日本でもそうだけど、ベテランに限って、抜き際に減速したり、声をかけてくれたりするし、若手も嫌がらせをするなんてことはないのだ。

日本みたいに、コンビニによって手軽なごはんを買ってくるという便利さはないんだけど、家で焼いたパンやフルーツケーキなどの余ったやつを持ってきて、肥溜めはいやだから、車の中で食べたりして、お茶やお水もペットボトルやら水筒につめてくればそれでよし。時間があるからこそできることなんだけども。

まー、しらずしらずのうちにスローライフっぽい生活になってんのかもな。時間の使い方が変わったっていうだけで、別段のんびり暮らしてるわけではないけれども。昨日はコースから帰ってきて、そのままダンナと二人でベランダで、ビールやシーデリ(チューハイみたいなの)をナッツやチョコをかじりながら本を読みつつ、飲んでいたし、中々リッチな時間の使い方なのかなーなんて思うようになってる。毎日のんびり暮らしてるって感じでもないんだけどもな。

ほかにやること、楽しいことがないせいか、バイクがすっごく楽しくて、この趣味だけはやめられんって思ってる。日本にいたときは、たとえ1ヶ月に一回レースに参加するくらいの頻度でしか乗っていなくても、なんか暇でやることないなーとかそういう感覚はなかったけど、こっちにいると、一週間ちょっと乗らなかっただけでもずいぶん長いこと乗っていないような気になってしまう。自分はバイクが死ぬほど好きで、これがなかったら生きていけないっていうほどのバイクバカじゃないと思ってるけど

やっぱないとつらいわ

って実感してるのだなー。
# by yahji_sali83 | 2007-05-18 14:43 | 過去(北欧時代)

やあやあおやおや

只今親が滞在中。先週の金曜日の夕方からきて、明日帰っちゃうんだけど。

90歳を超えたじじばばを残してよくこれたもんだ。良く来れたってーのは、よくもまぁそんなひどい仕打ちをしてという意味じゃなくて、よく心を決めて出てきてくれたなぁという感謝の気持ち。親父は若い頃から、アフリカなんかにも出張にいったことがあるし、冷戦時代はアメリカ周りでヨーロッパを旅していたっていうくらいだから、あんまり心配してなかったけど、それなりに年をとって、多分もうろくしてる。おかんは、誰に話しかけるのでも、何故か日本語で、日本人特有のへらへらしたような愛想笑いをするので、なんだかみっともなくてしょうがない。まー自分の親だからそういうふうに思っちゃうんだけど、それも不機嫌にどなりまくるよりかは全然いいのかなー。私はなんかやっぱしイライラしまくってて、なんでせっかく来てくれてんのにこんな態度なのかなーと、とてもふがいない気持ちでいっぱいだ。

で、考えてみたら、私が親に手料理を作って食べてもらうなんて人生初のことなんで、なんかすげー不思議な気がした。気がついたらいつも台所に立ってて、親が手伝おうかといっても、かたくなに拒否。だって、いくら広いキッチンったって、鍋が置ける数は一緒なんだし、自分でやっても時間は変わんないんだよなーと思ってしまうわけだ。てゆーかたまには飯の心配とかしないでほしい。

やたらと飯が豪華でびっくりしてるんだけど、こんくらいいつもやっている作業だ。土日は前の日にパンを仕込んでいるのをみて、そんなに一生懸命やってくんなくてもいいとか言われるんだけど、

誰にも頼まれてないし、ただ単に趣味でやってるだけだ

昨日もカレー3品作って、サラダとかも添えたけど

いつもは1品なのが、3品に増えただけだ

胃がもたれるかなんか知らんけど、とにかくいつもこういうもんを作って食ってるということを知らせたかっただけで、特別なおもてなし料理など一つもないわけだー。自家製キムチも食べてもらったし、何より

作ったものがぜーんぶなくなる

というのが私にとって一番の幸せなのだ。

そして、片付け、朝ごはんはいつもどーりにダンナにやってもらっているので、そんなに見栄をはって頑張ってるという感じでも実はない。だけど、私のだらしない生活を親は良く知ってるので、私がよっぽど張り詰めて色々やっていると思っているのかもしれないけどな。

ていうか、勝手に好きでやっているだけー、本当に。

そんで、今まで、現地の食材を生かした料理をして、あんまり日本の食事にこだわらないようにしていった方がいいって親父にもおかんにも言われてたんだけど、スーパーに連れて行ったとき、周りの連中がかごに放り込んでいるものを見て、

あの人ら、体壊すわ

と、私が日ごろから主張している、現地の人間と同じ食い物を食うと、10年後の体が危ない、という言葉を信じたみたいだった。
私たちの買い物かごは

まるでベジタリアン。

野菜を大量に食らうので、食費がかかるのも納得していただけただろう。
今日は、私たちは普通に仕事に出ているので、昼間は二人きりだ。話の種に町でなんか食うかな。

土曜日に予約して食べに行った料理はめちゃくちゃおいしすぎて、私はフィンランドであんなうまい料理を食べたのは初めてっちゅーくらいだった。あれが基準になっちゃうと、あとは何も食べられない。
# by yahji_sali83 | 2007-05-14 14:01 | 過去(北欧時代)

にかいめから友達

土曜日、思い切ってガソリンスタンドでトレーラーを借りて走りに行ってみた。トレーラーは5時間13ユーロで、この値段って丁度いい嬉しさだ。一番小さい車輪が2つしかついてないのをチョイスしたんだけど、ダンナのKTMの長さ方向にすこーし足りない。んなもんで私のTTをはしっこに追いやって斜めにして、なんとか積んでみた。

コースに到着すると、この間見た人が丁度走り終わってた。広場でケツ丸出し(いや、パンツはいてるけど)で着替えて、バイクにエンジンをかけたけど、気温が8度前後で、ちょーっと寒いみたい。全然かかんねー。

と、後ろから声がする。

ガス入れろー、ガス戻せー、キックしろー!

んんん?と後ろを振り返ると、にーちゃん?おっちゃん?その人がアドバイスしてくれてる。

いやー俺のバイク(4ストのTM)も問題があってさー、同じ現象みたいなんだよねー。

彼の名前はパシさんという。エンジンがかからないときってーのはバイク個体やら、その人の信じている宗教により、色々なやりかたでキックをかけてみたりするのだが、あるときは十字を切ってお祈りし、あるときは、バイクをけり、その次は車体を左右に蹴る等色々なお祈りの仕方があってとってーも面白い。

パシさんのやりかたは、何もしない状態で、アクセルを3回開けて閉じて、その後キックをするというもの。

流石パワフル、何度かやっているうちに、2,3分で回転が安定してきた。

私たちがコースに到着したのは12時半ごろで、このときはパシさんしかいなかったんだけど、2時過ぎになると、若い男の子とか、お兄さん、おっちゃんが増えてきて、なんかだらだら走っている私は迷惑千万フライス盤だった。初心者みたいな男の子も、私の数倍は速くって、それってーのも、あれだけのガレ場を400CCで飛ばしてるからだ。私のTTと比べると、ホイールが3割以上も大きいから、私が大岩だと思うところは、彼らにとってみればちょっとした石ころくらいの衝撃しか受けないってわけね。

もっともCRに乗っている人は、ケツをぶりぶり滑らしながらばんばんはねまくって走ってたけど。

コースの途中で、なんかくっせー、トイレくっせーとか思ってよそ見したら、岩から落ちて、ちょっと痛めてる右手をまた違う方向にひねっちゃった。でもテーピングをぐるぐるまいてきたお陰でダメージは最小。にかいめから友達_a0015568_13431032.jpg
結局この日は3週した。途中どーしても、ラインを選び間違えて、かならずフレームをがっつんと打ってしまうところがある。気をつけないと、もちょっとスピードが乗るようになったら、フレームが折れてしまいそうだ。

そろそろメンテしないとなー、とも思ってる。

で、週末の料理は、にくまんあんまん、ベーグル、小さいアーモンドチョコタルト、りんごのワイン煮、イチゴのワイン煮、りんご酢寒天、オレンジ酢寒天、涼粉。

でー、マダムんとこで、涼粉が買えるんだけど、これってば私の人生の中で、喜んで食っている人を見たことがない。なぜ私だけ??ま、こゆ話はまた後ほど。
# by yahji_sali83 | 2007-05-07 13:47 | 過去(北欧時代)

2日続けてライドライド

あいあい、日本では世間ではゴールデンウィークっすね、いいな。昨日はVAPでフィンランドも休みだったぞ。勤労感謝の日みたいなもん?

月曜日の夜に、ペッカがトレーラーを貸してくれるてーんで、借りてまたコースに走りに行った。途中でスーパーに寄ったんだけど、すげー人で、

ケチャップやソーセージが棚から消えていた。

なんだかすごーく夜通し飲みまくる日らしいんだ。午後1時くらいから会社から人がいなくなりだして、あーなんかやる気ねぇなぁとか思ってた。そゆ訳で、コースにいったら案の定誰もいなくて、汲み取りのトラックがトイレらしきとこから汲み取りを行っててチョーくさい。
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走り終わってから気がついたんだけど、月曜日の走行時間が書いてないみたいだから、本当は走っちゃいけなかったのかも。


ごめん、でもガイジンだから許して・・・。

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んで、昨日もトレーラーを借りっぱなしで午後に走りに行ったんだけど、50代前後のおっちゃんたちが既に走ってた。ダンナがトイレの場所を聞こうとすると、英語はわかんねーみたいなゼスチャーをされて、すごすごとひきさがる羽目に。ま、しょうがないさね。
だけど、もたもた走っている私を抜くとき、でっかい声でサンクスって言ってくれたり、帰り際に大きく手を振ってくれたりしたから、多分いい人たちなんだと思うけど。一通りうちらが走っているのを見て、ライダーと認めてくれたのかもしれない。

気温は5,6度と決して高くなかったけど、日が照っていたし、暖かく感じた休日だったよ。
# by yahji_sali83 | 2007-05-02 14:01 | 過去(北欧時代)