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ラリーインフィンランド

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あーい、ラリー見にユバスキラ方面まで行ってきました。
朝4時に起きて3時間前の7時半ごろに目的地に到着。写真は今回2位のミッコ・ヒルボネンが操るスバルインプレッサ。地元ユバスキラ出身で大いに盛り上がった。私は写真を撮るのがめちゃくちゃヘタクソだ。

私達が陣取ったのはSS14と16のエリアで、午前9時24分と午後1時24分の二回走ることになっていて、3時間前につくと、まだ人がまばらだった。んで、とった場所は、右のコーナーの出口で、ターマックのジェットコースター下りから、一瞬グラベルになり、カーブの終わりでまたターマックになり、登るといういかにもテクニカルなコース。コーナへの進入は大きく外側をとり、グラベルの終わり辺りでコースぎりぎりのインに右タイヤをあてて、後輪をグリップさせて加速して抜けていくところだ。パン、パン、とバックファイヤーさせながら(なぜか三菱車はこの音がうるさかった)減速してギアを落として、最後の登りがリアをスライドさせながら登る程度の余力を残しつつ、上りきったところで直線を思いっきり加速っていうのが王道っぽく、グループF(FFの二輪駆動のクラス)とか小さい排気量の車だと、テールスライドさせようにも車にパワーが無く、下りで減速しすぎるので、コーナーの途中で何度か加速させながら立ち上がるってゆう寸法だ。

SS14で、グロンホルムには、上からヘリがバリバリ追っていて、彼の走りに期待がかかっているってことがよく分かった。すごい迫力だったよ。素人が見ても、あんたが一番って感じで鳥肌がたつ。今回1位2位独占したスバルと、3位のシトロエンを操るセバスチャン・ローブは一見のカチカチヤマ。

ラリーってのは、一台ずつ時間を置いて走るため、競いあっている場面をみることはなくて、これがどきどき感がなくて好きになれないって人もいるかもしれない。見学者の面々を見ていると、地元のドライバーを応援するためだけに来ている人、お祭りに乗じてお酒を飲みに来ているだけの人、ラッパを吹いて迷惑をかけたいだけのチンピラ、ラリーダイスキでチームのTシャツを着たり熱心に写真を撮っている人、犬といった感じだ。また、いろんな国から人が来ているらしく、様々な言語が聞けた。ま、主にフランス語が多いんだけど。うちらの隣に座ったのもフランス人の親子で、俺達はスバルを応援してんだぜって言ってた。外国人は結構盛り上がっているんだけど、フィンランド人はどっちかっていうと大人しく観戦しているタイプが多い。カップルは、いちゃつきに来たのか、観戦にきたのか分からん。あと、気になったのは、東欧系の10代半ばと思しき若くてほっそーーい女の子と、フィンランドの腹の出た親父っていう組み合わせがやたらと多かったんだけど、女の子はなぜか水色のタンクトップに下はジーンズのスカートかパンツっていうスタイルが多くて、なんか寂しいアナタに一緒にラリー見てくれる彼女紹介しますキャンペーンでもやってるのかと思ったくらいだ。あとは、ごみ拾いしてえらいなーと思って子供を見ていると、カンやペットボトルは拾うものの、他のごみは無視。ダンナいわく、リサイクルコーナーに持って行ってお小遣いを稼ぐために金目のものだけ拾ってるんだとのこと。

で、私達は結局一箇所に居座ったんだけど、ひとり20ユーロと駐車場代5ユーロ払った。ラリー観戦に必須なのは、ながーい牧草地やら沼地を2,3キロ歩いて好きなポイントに移動するってこともざらなので、長靴。食べ物は多少売ってるけど、日本人の口やお腹にあうものはまずないから、自分で持ってくる。フランス人なんかも、パンやチーズを持ってきてた。基本的に酒は禁止だけど、ビールとかハードリカーまでフィンランド人たちは、隠すことも無く飲んでた。外人連中はビール1、2本程度だったな。多分数日間観戦し続けているため、体力温存のためだろう。

車が走っている間の、行き来はどうするかっていうと、3分から5分くらいの間隔があるので、そのあいだにかかりの人が、ロープを緩めて通してくれる。結構困るのがトイレで、一つしかないところに何十人も並ぶし、他の空いているところまでは、2キロくらい歩いて戻らなくちゃいけなかったりする。ぼっとん便所で、しかも穴が開いているだけだし。

一日に何箇所も回るのはとっても大変なので、2回走るところに早めに来て、ずーっと居座るっていうのがもっともストレスが少ない観戦の仕方だと思うぞ。

今回のラリーで、セバスチャン・ローブのファンになることにした。
by yahji_sali83 | 2007-08-06 14:05 | 過去(北欧時代)
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